自己紹介〜其の壱〜

初めましての方向けに花柳仲登嗣のこと。

秋田県秋田市で日本舞踊の指導者をして25年が経ちました。

2世ですので親の七光り(師匠・花柳登代仲・実母)で、ここまで来ました(笑)。

日本舞踊家/指導者/振付師という三つの面を大抵の日舞指導者は持っていますが、自分では舞踊家という意識は薄く(踊ってお金を頂くことが非常に少ないので)あくまで教え手、振付は個人的に好きな作業です。


踊ります踊らせます踊ってみませんか

数年前から、この言葉をキャッチフレーズに使っています。

自分も踊りますが誰かを踊らせること、踊ってみない??と誘うことに重きを置いて活動しています。

自分では指導の仕事は自分に向いている、と思っています。

自分が踊ることで得られる感動は薄いですが、日舞はじめましての方や、習っている方が徐々に難易度の高い曲に挑戦していく様子に触れることができるのが自分の感動や”やりがい”に結び付くからです。

それは稽古所に通ってくる個人指導の方や出稽古先の方に限らず、例祭の演芸指導や学校の授業内の指導でも同様です。

師匠の指導の仕方を子どもの頃から間近に見て触れて、どちらかというと反面教師と受け留めている点が大きいです。

昔の稽古は師匠の踊りを真似て盗み自分のものにしていく、という繰り返しでした。

師匠にわからない点を聞く、などということは許されない雰囲気でしたし。

前回と今回の振付や間が違うような気がして指摘する、などということも(わたしは身内で空気が読めなかったので、よくこの地雷を踏んで怒りを買いました。)できませんでした。

今は時代も変わり師弟関係も変化し、どちらかというとお弟子さんの要望や希望に沿ったり汲んだりすることが多くなりました。

質問が自由に投げ掛けられる稽古場になりましたし、振付や間(リズム)に誤差ができるだけ生じないよう自分で稽古曲を動画に撮り確認を入れながら進めています。

指摘されて習う方に詫びることもあります。

指導者としてプライドに欠けているかもしれませんが、これは稽古所を今の時代に存続していくための工夫の一つでもあります。

主役はあくまで習う方たちです。
それは個人も団体も同じです。

よく日本舞踊を始めてみたいが自分が踊れるようになる自信がない、と仰る方があります。
仰る通りですし、そう易々と思うように踊れるようにはなりません。

時間もある程度は必要ですし稽古の積み重ねが何より大切です。

でも必ず稽古をすれば踊れるようにはなります。
始めなければ踊れるようにはなりません(笑)

その方その方に合った教え方で進めるのも、わたし達の仕事の一部です。
覚え方や要する時間は個人差があります。

頭で覚えるタイプの方もあれば、感覚で身に付けていく方もいます。

大人と子どもでも違いが出ます。

特に大人の方は覚えるのに時間が掛かるのは日本舞踊に限りません。

習う方の不安をできるだけ取り除き、その方に合った教え方を見つけ、合った曲を選び稽古が苦痛でないように配慮します。

自分のことを自己紹介しようとしましたが、思わず踊ってみませんか??の面が強く出てしまいました(笑)。

気楽にお問い合わせください、と言っても。
連絡を取る段階のハードルの高さは非常によくわかります。

そのハードルを越えられたら意外とすんなり稽古に漕ぎ着けられそうな気がします。
今まで見学のお約束を取り付けて、その後の入門に結び付かない方はいらっしゃいませんでした(数々、様々なその後の事情で稽古から離れてはいらっしゃいますが・・・)。

自分のPRと実際のわたしにギャップが少ないのが、その理由だと思っています。